気がつくと5月も半ば。
時間が過ぎるのが早すぎて、ついていけません。
うちの主が癌宣告を受けて半年が過ぎました。
去年の11月に宣告を受け、12月末まで入院をして抗がん剤治療をしていました。
今回、再発で10日ほど入院。以前より強い抗がん剤治療を受けて退院してきました。
わたしは宣告の時点で余命を聞いてはいたのですが、主は楽観的な人なので、あえて言いませんでした。また主治医も、余命については本人には伝えませんでした。
しかし今回は、本人も気になったのでしょう。
自ら主治医に質問しました。
「実際のところ、あとどれくらいなんですかね?」
「1年。うまく薬が効いて1年ちょっと・・・申し訳ありません。」
主治医から言われて、今回はかなり堪えたようでして・・・
初めて涙を見せました。
わたしと主の関係性は、夫婦とか、パートナーとか、とてもじゃないけど……わたしは言えません。これ、正直な話です。
言わば生活共同体、家族。
そんな感覚しかありません。
癌と言われて最初のころは、実感がなかったのか、わたしも深く考えることもなかったのです。
こういう仕事をしていると、割りと客観視する力が育っていて、現実を直視できるようになりました。自分でも「わたしって薄情なんかな?」と思ったくらいでしたが。
サイモントン療法を学び、グリーフケアも学び、キュープラ・ロスの本を読み漁り、フランクルのロゴセラピーを学び・・・色々勉強してきました。
しかし、2度めの入院を迎えたころから、わたしの心情も変化してきました。
主治医が本人に躊躇なく宣告した余命に、ちょっと動揺?したのかもしれません。
なんて応えたらよいだろう。
なんて答えたらいいだろう。
寄り添うってなんだ?
疑問が頭の中を常にぐるぐるしていました。
そんなとき、友人のコーチから
「りりかさんがぶれないことだ。全部本当のことを話して、いつものように接するか。または、相手にあわせるだけの接し方にするか。どちらのスタンスで接するか、しっかり決めることだ」
そう言われました。
なるほど、自分がぶれると相手までどっちやねん!となる。
それでなくとも不安と恐怖を抱いている相手に、一貫性のないことは言えないと、改めて教えられました。
わたしのこころの奥深いところでは、まだまだ闇が深いのですが、そんなことを言ってる時間があるのかないのか・・・
わたしは嘘が言えないし、おべんちゃらも言えないし、ましてその相手が主となるとなおさら言えません。
なので、わたしのこれからの方針としては
・相手が知りたいなら、真実を告げていく。
・ありのままのわたしで接する。
・その中で、今まで学んだことを最大限に活かしていきたい。
もう迷わない。ぶれない。
そう決めました。
今、わたしは毎日が戦争のような日々です。
母も退院してきましたが、車椅子移動が必要な状況になりました。
妹夫婦が同居してくれていますが、妹も3年前に癌を患い、再発の不安に日々怯えています。
今わたしが病になったら・・・
今は「健康を大事にして、自分のできることに最善を尽くす」それしかないと思っています。
幸せなことに、わたしにはプライベートでも仕事でも、こころから信頼でき、支えてくれ、叱ってくれる仲間がいるということです。
今回のことでも、仕事のスタッフたちには多大な迷惑をかけています。
が、うちのトレーナーたちは、本当に真摯に講座と向き合い
どのようにすれば、うまく伝わるか?
どのようにすれば、受講生が喜び、日々ワクワク笑顔で人生を送っていけるか?
真剣にミーティングを重ね、取り組む姿に、わたしは熱いものを感じ、また自身の支えにもなっています。
感謝しかありません。
イレギュラーなことが多く、実際、スケジュールを組むのが非常に難しい日々ですが、とにかく決めてしまう。それが食事会のようなお楽しみごとの場合でも、まず決めてしまう。
そうしたら、うまく行けるのです。
ぶれない自分、決めきれた自分には、必ず運はめぐってくる
と体感しています。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいの日々です。
また、わたしがぶれそうになったら、叱ってください。
今日も一日、生きました。
只今
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